Magazine

1970年代に歴史的な大ヒット!花柄全盛時代を知っている方には「懐かしい」レトロシリーズが復刻!

Z世代の間で「昭和レトロ」がブームになり、お洒落なレストランよりも大衆居酒屋へ行ったり、クリームソーダを目当てに喫茶店へ行ったりする方が増えています。

レトロ感を体験できる場所や商品は写真映えするのも特徴で、SNSでも賑わいを見せている印象です。

そんな中、タイガー魔法瓶では創立100周年を記念して、WEB限定で8アイテムのレトロシリーズを発売開始しました。

デザインは、ポピー柄とオレンジストライプ柄の2種で、当時お使いいただいていた方々には”あの頃を思い出すような懐かしさ”を、当時を知らない若い世代の方々には今話題の”昭和レトロな新しさ”を感じていただけるラインナップとなっています。

花柄シリーズの歴史

本日は、当時の代表的なデザインであった花柄シリーズの歴史をご紹介。

1970年に第1号商品として発売された電気ジャー「炊きたて」は、発売当初から爆発的な人気を誇り、一躍トップブランドの地位を確立しました。また、この年に発売された「炊きたて」ブランドは、発売以降50年以上経った今も炊飯器のブランドとして継続的に使用しており、人々の暮らしを支えています。

電子ジャー「炊きたて」の販売量が急伸し、発売1年後の1971年(昭和46年)12月には100万台を突破しました。さらに、1972年(昭和47年)5月発売の電子ジャー「炊きたて」(DFC型)は、20社近くがしのぎを削る激しい電子ジャー市場で驚異的なヒットとなり、一躍トップブランドの地位を獲得したのです。

電子ジャー「炊きたて」の成功要因は、ご飯がこびりつかないフッ素加工の飯器、斬新な花柄のデザイン、テレビとラジオのCMで全国に♪タイガー電子ジャー「炊きたて」と軽やかなメロディに乗せ、視聴者の感性に訴えたことでした。

ポットのボディに花柄をあしらうようになったのは、1967年(昭和42年)から。

1970年半ばには花柄全盛時代になり、花柄のよしあしで売り上げが変わりました。

そんな中テキスタイルデザインの第一人者、関留辰雄先生に花柄を描いていただいた白地を基調にした真っ赤なハイビスカスのデザインは、今までのどんな柄よりも目立ち、斬新なものでした。社内では「こんな奇抜な柄が売れるか」という意見もありましたが、ハンディポットに採用したところ爆発的な人気に。

その後、このハイビスカス柄は、電子ジャーをはじめ、様々な商品に展開されました。

更に、これまでの電子ジャーは、ご飯を”保温”するためのものしでしたが、それに”炊飯”機能をプラスした1台2役の商品「炊飯電子ジャー」が、1972年(昭和47年)から各家電メーカーから発売されました。

機能向上と共に、花柄デザインもどんどん進化していきます。

そして、1975年(昭和50年)頃になると、小花模様から、ポピーをはじめとする大柄の花柄が流行。今回復刻したポピーは陽の光をあびて赤い花びらが燦燦と元気いっぱいに咲きほこる1970年代の流行柄で、この赤く愛らしいデザインはお客様の記憶に 残る、昭和レトロの代表と言えます。

現代のスタイリッシュな家電も良いけれど、昭和の家電は花柄の華やいだ印象で、温かい家庭に彩りを添えるようなデザインでほっこりしますよね。

復刻版レトロ柄シリーズ

そして、今回復刻したジャー炊飯器<炊きたて>JNP-T055は、スイッチボタンは1つ、ランプも炊飯/保温の2種類のみとシンプルなつくりで、昭和の時代を感じさせる電気式の機能も形もコンパクトな3合炊きジャー炊飯器です。

国内で1970年代~80年代に販売され、現在はアメリカを中心に海外で販売されているモデルをベースにしました。

1950年(昭和25年)に発売開始し、常に新しいデザインを求めて商品開発がすすめられてきたタイガーの卓上用ポットは、食卓を飾るインテリアとして時代とともに進化しています。

復刻シリーズである、真空断熱ステンレスポット<プッシュレバータイプ>PWO-T120は、真空断熱構造のステンレス製で、ガラス製魔法瓶に比べてコンパクト、氷を直接入れても内びんの破損の心配がありません。広口約7.5 cmで大きな氷も入りやすく、手を奥の方まで入れてしっかり底まで洗えます。開閉レバーをつまんでワンタッチでふたが着脱可能です。

その他にも、蒸気レス電気ケトルやVE電気まほうびん、ホットプレートや真空断熱ボトルなど、ポピー柄を楽しんでいただける様々な商品をご用意。

是非、この機会にチェックしてみてくださいね。