おいしいごはんの炊き方
炊きわけ機能もタイガー「土鍋ご泡火炊き JPL型」の魅力のひとつ。「しゃっきり」から「もっちり」まで5段階の炊きわけと3段階の火かげん調整、銘柄米ごとに設定できる炊きわけ機能で、味、食感、香りなどそれぞれに個性のあるごはんが楽しめます。そこで最新機種「JPL-G100」を使い、その日の気分に合わせて7日分それぞれのメニューで炊いたごはんをレポート! 各機能で炊きわけたごはんの特長やそのおいしさを、本土鍋炊飯器初心者のライターAがお届けします。
最新機種「JPL-G100」の炊きわけ機能がスゴい!
進化し続けるタイガーの炊飯器<炊きたて>50周年の最高傑作として、2021年6月に発売した「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JPL-G100」。これまでの炊飯技術を詰め込んだという炊飯器だけに、素晴らしい腕前が期待できます。
まずは、”土鍋ご泡火炊き”という炊き技。本体底に組み込まれた、本物の土でできた「遠赤土かまど」から、蓄熱性の高い「本土鍋」の内釜へ熱がしっかり伝導し、高火力と遠赤効果を実現。お米の旨みと甘みを最大限に引き出します。また、土鍋による細かい泡立ちでお米を優しく包み込んで炊き上げます。
ほかにも、段階的に圧力をコントロールする多段階圧力機構、過剰な蒸気を取り除いて余分な水分をコントロールする「ハリつやポンプ」といった巧みの技が搭載されているので、お米一粒ひと粒がおいしいごはんに仕上がります。
タイガーが長年培った炊飯技術が満載の「JPL-G100」。注目すべきポイントは、炊きわけ機能の充実っぷり。お米を銘柄ごとに炊きわけられたり、「しゃっきり」から「もっちり」まで5段階の食感が楽しめたり、3段階の火かげん調節ができたりと、その日の気分やお好みでごはんを炊きわけられるのは嬉しい。というわけで、そのお手並みを拝見といきましょう。 実際にタイガー史上最高傑作の土鍋炊飯器を使って、7日分のごはんを炊きわけて楽しみます!
Day1:その腕前はいかに!?「銘柄巧み炊きわけ」で白米を堪能
まずはやっぱり気になるのが、「銘柄巧み炊きわけ」という機能。70種類のお米の銘柄を炊きわけられる<JPL-G100>では、「銘柄巧み炊きわけ」の対応銘柄が前機種より20種類増えています。
早速、大きな期待を込めてスイッチをオン!
タッチパネルに「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「ゆめぴりか」「つや姫」「あきたこまち」「にこまる」の文字が。この6銘柄以外のお米は、パネルにあるNo.指定をタッチすればOK。今回は島根県のお米「きぬむすめ」を用意したので、付属の銘柄表に合わせて該当番号の「15」をタッチします。
そして研いだ「きぬむすめ」をセットして炊飯開始。待つことおよそ1時間。
お米の銘柄炊きわけ機能の実力はいかに……!?
炊飯器のふたを開けてみてびっくり。湯気の向こうにキラキラと艶やかなごはんは、もはや想像以上……。我慢できずに早速、お茶碗に盛ってひと口いただきます!
すると、もっちりとした食感、お米の甘みと旨みがダイレクトに感じられて、思わず笑みがこぼれてしまうくらいのおいしさ!これは2日目以降の炊きわけへの期待値に胸が高鳴ります。
Day2:”しゃっきり”で炊いたごはんで「鯛茶漬け」
昨日と趣向を変えたごはんを食べたい気分だった2日目は、お茶漬けに挑戦。
まずは<白米・火かげん強・炊きわけしゃっきり>で炊飯器のスイッチをオン。ごはんの炊き上がりを待つ間に、薄切りにした鯛をごまだれに漬けておきます。
炊き上がったごはんを器に盛りつけてみると、ぱらっとかための印象で、底の方には土鍋の醍醐味でもあるおこげが。これはお茶漬けとの相性がよさそう……とワクワクしながらも、鯛、あられ、三つ葉をのせ、熱々のほうじ茶を注いで「鯛茶漬け」が完成!
いざ食べてみると、お米一粒ひと粒が立っているから、ごまだれに漬かった鯛がよく絡み、自宅で作ったとは信じられないほど美味そのもの!程よくついたおこげの食感も相まって食欲がそそられます。 何度もおかわりしたくなる味わいでした。
Day3:もっちりと炊き上げたごはんで作った「五平餅」でおやつ
炊きわけ日記の序盤で「JPL-G100」の実力を体感して、「変化球を投じたい!」と思い立った3日目。そこで炊きわけの「もっちり」を使えばおいしい「五平餅」を作れるとわかり、おやつにチャレンジしてみることに。そう決めたからには、朝からおやつの時間が待ち遠しく、心がときめきます。<白米・火かげん中・炊きわけもっちり>に設定して、お米が炊き上がる午後3時、いよいよその時を迎えます。
半つぶしにするため、炊き上がったごはんをよそってみると、弾力がすごくてモッチモチなのがわかります。そして半つぶしにしたごはんを小判状に整えて板串に刺して、表面を乾燥させるため、15分ほど置いておきます。
その間にくるみをすり潰し、そこに味噌やしょうゆ、砂糖などを合わせてたれを作って待機。ごはんの表面が乾燥したら、オーブントースターで焼き目がつき始めるまで焼きます。そこにたれを塗って、さらに焦げ目がつくまで焼きあげて、できあがりです。
途中で甘辛い香りが漂い、”おやつ欲”がより一層くすぐられます。実際に食べてみると、香ばしくてモチモチのごはんと甘辛いタレの相性が最高! 何個でも食べられそうな味に大満足でした。
Day4:<炊込み・玄米>メニューで「栗玄米ごはん」
折り返し地点を迎えた、この7days本土鍋炊きわけ日記。4日目は、玄米を使った炊き込みごはん「栗玄米ごはん」を作ります。
ボソボソとした食感や独特の味わいといったイメージを持たれることの多い玄米。健康維持やダイエットに効果的とわかっていても、なかなか取り入れられない人も少なくないはず。そんな玄米が苦手な人でも、炊き込みにしておいしく食べてもらえるようにとメニュー開発されたのが、玄米を使った炊込みメニュー。「JPL-G100」は、麦めしや雑穀米でも炊き込みごはんがおいしく炊ける機能を備えています。
今回は玄米を使った炊き込みごはん。作り方は簡単。内釜に洗米した玄米を入れ、しょうゆや酒など調味料とむき栗を入れて<炊込み・玄米>で炊飯するだけ。そして約90分後に炊き上がった「栗玄米ごはん」。お茶碗によそって味わってみると、ふっくらモチモチ。栗の甘みが引き出されていて、一口食べるごとに幸せな気分に! これなら玄米が苦手な人もおいしく食べられそう。
Day5:もっちりごはんで「にぎらないおにぎり」ランチパーティー
本土鍋炊きわけ日記をやっていると聞きつけた友人から、「JPL-G100」で炊いたごはんを食べてみたいと言われた5日目。それならばと、<白米・火かげん中・炊きわけもっちり>で炊いたごはんで、「にぎらないおにぎり」を楽しむランチパーティーを開催することに。
用意した具材は、鮭フライ、ビビンバ、ハンバーグの3種類。ラップの上に巻きのり、軽く塩をふって混ぜたごはん、具材、ごはんの順で重ねて包み、ラップごと2つにカットすれば完成。
気になるその味はというと、「お米の粒が立っていて、モチモチでおいしい! ごはんの甘みが引き出されていて、具材ともよく合うね」と友人も嬉しそう。私自身も本土鍋炊飯器初心者にも関わらず、「そうでしょ、そうでしょ」と言いながら、思わず自分が褒められたような幸せな気分になりました。
Day6:「混ぜ込みチャーハン」
本土鍋炊きわけ日記も6日目を迎え、いよいよラストスパート。これまで和風のメニューが中心だったので、今回は気分を変えてチャーハンに決定! しかもただのチャーハンではなく、「混ぜ込み」チャーハンにチャレンジします。
「混ぜ込み」というだけあってごはんを炒めるのではなく、今回は<白米・火かげん強・炊きわけしゃっきり>で炊いたごはんに、具材を混ぜ合わせていきます。
用意した具材は、焼き豚、ゆでたけのこ、赤ピーマン、えのき、グリーンアスパラガス。フライパンにごま油を入れて熱してから、切った具材を投入。ほどよく火が通ったところで、しょうゆ、オイスターソース、酒、塩、こしょうを合わせた調味料を加えてよく混ぜ合わせると、混ぜ込み用の具材が完成。
炊き上がったごはんに卵を溶き入れて30秒蒸らして、混ぜ込み用の具材を混ぜ合わせて器に盛りつけたら、びっくり!炒めていないのにチャーハンができあがりました!
そしていざ実食! <火かげん強・しゃっきり>で炊いているから、ごはんがちゃんとパラパラ。そこに卵がしっかりと絡み、まさにお店で食べるようなチャーハンの味わいです。これは「JPL-G100」ならではの巧みの技あってこそ。進化をやめないタイガーの”土鍋ご泡火炊き”に脱帽です。
Day7:最終日を飾るにふさわしい、贅沢な「かに味噌ごはん」
「JPL-G100」とともに過ごした7日間。タッチパネルの操作はすでにお手のものですが、炊きわけ日記の最後を飾っていただくのは、贅沢食材を使った「かに味噌ごはん」に決まり。
炊飯器に洗った白米を入れ、かに味噌と塩、薄口しょうゆ、酒の調味料を合わせてよく混ぜ、細切りにしたしょうがを乗せたら、<炊込み・白米・火かげん中>にセットしてスイッチオン!
炊き込みごはんが炊き上がったら、固ゆでにして軽く塩を振ったゆり根、かに肉を入れて蒸らすこと2分。蒸らし終わったら切るように混ぜ合わせ、三つ葉と柚子の皮を乗せて器に盛り付けます。そしてはやる気持ちを抑えながら、いざお口の中へ。濃厚な味わいのかに味噌とかに肉がごはんによく絡み、もうほっぺが落ちそう……。7日目を飾るのに相応しい贅沢な味わいに、ここ数日で食べたごはんのおいしさが思い出され、とても幸福な気持ちになりました。
日々炊きわけ機能を使うだけで、いつも以上のおいしさと幸せを届けてくれた「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」。
簡単な操作で日常のごはんを彩ってくれるから、365日、最高に心強い家庭料理の相棒になってくれます。