炊飯器の選び方
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2. とことんこだわるなら、内釡の素材・厚みに注目
日本の食卓に欠かせない「ごはん」の必需品が「炊飯器」。
毎日のことだから、美味しいごはんが食べたいのが本心だけど、
いざ家電量販店へ行っても、何をポイントに選べばいいか分からない…。
ここでは、家電量販店に訪れたある一組の来店者と一緒に、賢い炊飯器のポイントをみてみましょう。
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トラ美会社員。健康への意識が高く、
最近は麦飯や雑穀米に興味を
持っている。 -
トラ太トラ美の夫(の予定)。会社員。
炊きたての白ごはんに目がない。
家電には少しばかりの知識あり。
2. とことんこだわるなら、
内釜の素材・厚みに注目
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家電量販店にて
加熱方式はIHで決まり。次はやっぱり内釡の種類かな。
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そうなんです! 実は加熱方式に加えて、内釡の種類もごはんの美味しさに大きく影響してくるんですよ。
まず内釜は、金属と金属以外の大きく二種類に分けられます。
金属は、鉄、ステンレス、アルミなどの金属釜のことです。
金属以外の釜はどんなものがありますか?
自然素材を活かした土鍋や炭の釡です。
土鍋ごはんは美味しいって聞きますよね。
最近は、炊飯器を買わずに土鍋でごはんを炊く方も増えてきましたね。
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土鍋で炊いた、炊きたてのごはんが毎日食べられたらなぁ。
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うーん、たまにならいいけど。毎日続けるのはちょっと・・・。
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そもそも土鍋だとなぜ美味しく炊けるんですか?
火の加減も難しそう。
一般的な金属釜より温度が高いからですね。確かに毎日土鍋でごはんを炊くのは大変ですが、内釜に土鍋を採用しているタイガーの最上位機種なら、最高280℃までなべ底温度を上げることができます。
金属釡のなべ底温度が約110~130℃なので、圧倒的な温度差があるからごはんが美味しく仕上がるんです。
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そんなに違うんですね!
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加えて、遠赤外線効果によってお米の中までしっかり熱が伝わり、ふっくら炊き上がる点、そして蓄熱性の高さもポイントです。
沸騰状態で炊き続けると当然吹きこぼれてしまうので、電源のONとOFFを繰り返すことでそれを抑えています。蓄熱性の高い土鍋の場合、電源をOFFにしても沸騰状態が続いて釡内部の温度が下がりません。
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あ~、確かに最近流行りの麻婆豆腐や、鍋焼きうどんもグツグツしたまま出てきますよね。
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そう、それです! 程良い沸騰が持続できた結果、美味しさのカギとなる「α化」が進んで、美味しいごはんが炊けるんです。
金属釡を採用しているメーカーでも、高級機種になるほど蓄熱性を高めるために釡を厚くしている場合などがあります。
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※タイガー土鍋IHジャー炊飯器の内なべの例
でも、土鍋って割れますよね? いくら炊飯器だからって、毎回慎重に扱わないといけないのは大変…。
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その点はメーカーも考えていますのでご安心ください。毎年、釡を焼く温度や回数、素材が強化されて、どんどん強度が高まってきているんですよ。
床にたたきつけるような強い衝撃が加われば別ですが、通常の使い方で割れることはほぼありません。タイガーでは、万が一の場合でも内なべ割れ・フッ素コーティングのはがれに対して5年間保証しており、安心してお使いいただけます。
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そうは言っても…。
やっぱり、金属釜の方が丈夫ですよね?
確かに金属釜なら「割れる」ことはありません。ただ、炊飯器は釜の底や側面から電気を通して加熱しているので、金属釜でもぶつけて凹みができると、電気が上手く伝わらなかったり、ムラができたりしてごはんが炊けなくなることも多いんです。
その点を考えると、土鍋釜も金属釜も強度に差はないと思います。
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ちなみに、金属釜が優れているところってなんですか?
土鍋釜に比べて低価格であること、熱伝導性や熱効率の良さは金属釜の方が勝っています。内釜に熱をすばやく伝えられるので、早く効率よく炊くことができることが金属釜の長所です。
「早炊き」や「高速」などのメニューを頻繁に使われる方は、金属釜を選んだ方がいいと思います。
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でも、さっきの話だと電源をOFFにすると瞬時に温度が下がるんですよね?
はい、そこで先ほどお話ししたIHでON/OFFを上手く制御して、内部の温度をコントロールすることが、美味しさのポイントになるんです。
なるほど、だからIHは大事なんですね!
ちなみに、タイガーの金属釜には、土鍋と同じ素材の粉末を吹き付ける「土鍋コーティング」を施すことで、土鍋の蓄熱性や遠赤効果に近づけているモデルもあります。
内釜の世界って深いなあ。
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トラ美のノート
早く炊きたい派は金属釜、
美味しさにこだわるなら土鍋釜!
間を取って土鍋コーティングもアリ。
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