お米の豆知識
日本人に最も身近な食べものと言えば、ごはんです。
日々食べるものだからこそ、お米に含まれるカロリーや栄養成分は気になりますよね。
なんとなく「白米は太りやすい」「玄米は栄養がある」というイメージはあっても詳しく知る機会はなかなかないもの。お米のカロリーがどれくらいなのか、どんな栄養素が含まれているかを知って、健康な食生活に生かしましょう。
実はほとんど同じ?
お茶碗1杯分のカロリー。
白米、玄米、麦芽米、麦ごはん……。一口にごはんと言っても、種類はさまざまあります。
その中でも白米はカロリーが高いというイメージを持っていませんか? でも実は、これらのお米を炊いたとき、お茶碗1杯分のカロリーはほとんど変わらないのです。
上の図にあるように、お茶碗1杯分(約130g)で換算すると、白米が218kcalなのに対し、玄米は215kcal、麦芽米は217kcal、麦ごはんは207kcal。差がほとんどありません。もしダイエットのためにカロリー制限をするならば、ごはんの種類を置き換えることはあまり意味がなさそうです。
お米にもビタミンが
お茶碗1杯分に含まれる栄養成分。
カロリーに大きな差がない一方で、栄養素はお米の種類によって違いがあります。
ごはんに主に含まれるのは、三大栄養素「炭水化物(糖質+食物繊維)」「たんぱく質」「脂質」。「白米は栄養がない」と思われがちですがビタミンB1・B2、カルシウムやナトリウムも含まれています。
特に麦芽米や玄米は白米に比較してビタミンの含有量が多く、玄米は「ビタミンの宝庫」と呼ばれるほど。また麦ごはんには、血糖値上昇の抑制の効果が期待できる水溶性食物繊維の一種「β-グルカン」が含まれています。
上の図から分かるように、その食物繊維の量は白米の4.8倍。玄米にも4倍、胚芽米でも2倍という豊富な食物繊維が含まれています。
このように、種類によってさまざまな栄養素を含むお米。
自分に合ったお米を選ぶことで、足りない栄養素を補うことに役立ててみてはいかがでしょうか?
主な成分について
お茶碗1杯分の栄養成分
炭水化物48.2g(糖質47.8g、食物繊維0.4g)
たんぱく質3.3g
脂質0.4g
お茶碗1杯分の栄養成分
炭水化物46.3g(糖質44.5g、食物繊維1.8g)
たんぱく質3.6g
脂質1.3g
炭水化物47.3g(糖質46.3g、食物繊維1.0g)
たんぱく質は3.5g
脂質は0.8g
炭水化物45.6g(糖質43.7g、食物繊維1.9g)
たんぱく質3.6g
脂質0.6g