お米の豆知識
炊きたてが一番おいしいけれど、仕事や家事に忙しい人の味方となるのが「冷凍ごはん」。ごはんを冷凍保存する容器にはシンプルなものが多いが、一味違った保存容器を使えば、食事の時間がいっそう楽しいものに変わるはず。そこで、冷凍したくなるような保存容器をフードスタイリストの高橋ゆかりさんが厳選。食卓にそのまま出してもオシャレな器から、冷凍庫が華やぐ保存容器、機能性の高い容器まで、全3回にわたってお届け。最終回は、新感覚なシリコーンバック〈Zip TopR(ジップトップ)〉をご紹介します。
シンプルなのにかわいい。カラーもサイズも豊富な保存容器。
「使い捨てのプラスチックバッグを何とかしたい」。そんな思いから開発されたアメリカ生まれのジップ式フードコンテナ〈Zip TopR?〉。素材には、環境やアレルギーに配慮した安全性の高いプラチナシリコーンが採用されています。
「シリコンが丈夫で熱に強いので、炊きたてのお米をすぐに移し替えてもOK。簡単に容器の中の空気を抜くことができ、鮮度をしっかりキープしたまま冷凍保存できます」(高橋さん)
高橋さんお墨付きの〈Zip TopR?〉は、肉厚でぽてっとしたフォルムと、ポップなカラーリングも印象的。カラーはピーチ、フロスト、ティール、ラベンダー、グレーの5色展開です。深さのある「カップ」は、SMLの3サイズ展開で、長さのある野菜などの保存にぴったり。口と底面が幅広の「ディッシュ」もまた、SMLの3サイズ展開。保存はもちろん、安定した形状なのでランチボックスとしても使うこともできます。スリムな形状の「バッグ」はサンドイッチを入れて持ち歩いたり、ポーチとして利用したりする人も多いとか。アイデア次第で使い道が広がるマルチなシリコンバッグです。
洗って繰り返し使えるからサステナブル。
プラスチックごみが問題視される昨今、汎用性の高いジッパーバッグの使い捨ては後ろめたい気持ちに……。その点、〈Zip TopR?〉は繰り返し使えて環境にやさしい。何千回も繰り返し使える耐久性の高さで破れにくく、ロングスパンで見ればコスパよし。
「口が広くて底にマチがあるから、角までしっかり洗えて清潔に保てるのも安心。洗ったあとは容器を逆さにして立てて水を切れるのもいいですね」(高橋さん)
食器洗浄機で洗うこともできて、後片付けがラクチンなのも嬉しいポイントです。
炊飯器からごはんを移し替えやすい自立型。
口がパカッと大きく開いて安定感抜群、それに加えて自立するから片手で移しやすいのも特徴です。
「ディッシュのMサイズなら、2合分は十分に入るので小分けにしなくて便利。ジッパーバッグにお米がくっついたり、口がへたってしまったり、市販のアイテムにありがちな移し替えのときのプチストレスも解消されます」(高橋さん)
安定した底面形状は食材を混ぜやすく、混ぜごはんを作るときも〈Zip TopR?〉ひとつでOK。ボウル要らずで洗い物も減らせます。
冷凍庫を開ける度に嬉しくなる。
雑然とした何の色気もない冷凍庫が、〈Zip TopR?〉で保存すればたちまち華やかに。立てて収納できるので、省スペースで保存できるのも魅力の一つ。
「カラフルなフルーツや野菜を入れると庫内がポップでかわいくなり、冷凍庫を開けるたびにテンションが上がるはず」(高橋さん)
さまざまな色・形を揃えて、おしゃれに食材の保存を楽しむのもおすすめだそう。さらに、柔らかい素材だからこそのメリットも。
「きのこやブロッコリーなどくっつきやすい素材を冷凍した時に、容器に入れたまま手でほぐせるのも便利です」(高橋さん)
冷凍ごはん+シチューで即ごはんも叶う。
耐熱温度は220°なので、そのまま電子レンジや湯煎調理もOK。
「食材をいれても倒れにくくしっかりとした作りなので、シチューやカレーも作りたてのまま容器にすぐ移せて冷凍が可能です。調理にも向いているので、冷凍したポテトをレンチンして、そのままほぐせばマッシュポテトも手軽に作れますよ」(高橋さん)。
開口部は、液体を注いでも液ダレをしにくいデザインで、器にスープやシチューなどを注ぐ際にも大活躍。ごはんと一緒に解凍すれば、食べたい時にすぐ食事にありつけます。忙しい日の時短調理や即席ごはんを叶えてくれます。
レンチン&湯煎調理も可能な〈Zip TopR?〉は、自宅はもちろん、今流行りのアウトドアでもその万能っぷりが発揮されるはず。これからは、保存容器も”おしゃれ”で”サステナブル”が新定番の予感です。
スタイリング:高橋ゆかり
撮影:大崎あゆみ
取材・文:坂井あやの
フードスタイリスト
高橋ゆかり(たかはし・ゆかり)さん
フードを中心に様々なスタイリングを手がけ、雑誌や書籍、広告などで活躍。香木や雑貨を扱うショップ『Panenka yeast』を運営。