炊飯器かんたんレシピ
「簡単」「時短」「失敗しない」炊飯器調理は、毎日の食卓の強力なサポーター。火を使った調理と比べると、コストも危険も少ない調理方法です。とはいえ、使用方法を誤れば、トラブルが起こる可能性もゼロではありません。「調理すると危険な材料」や「してはならない調理方法」が存在します。
今回は、正しい炊飯器調理の方法について見ていきましょう。
炊飯器調理で気をつけたいこと
炊飯器を使って調理する際、注意点やしてはいけない調理があります。詳しく確認していきましょう。
炊飯器調理全体の注意点
炊飯器調理全体の注意点について見ていきます。
- 炊飯器調理をするときは、必ず「調理」または「煮込み」メニューがある炊飯器を使う
- 最大量や最小量を守って入れる
- ルーや片栗粉でとろみをつける場合は、まずは具材のみで調理した後、ルーや片栗粉を入れて追加加熱(※)する
- 牛乳などのふきこぼれやすい材料は、加熱が終了してから加え、5分以内の追加加熱(※)で温める
- 練り物は加熱するとふくれるため、入れる量を加減する
- 殻付きのエビや貝などのかたいもの入れない
- 調味料を入れる際は内なべの底にたまらないように、よくかきまぜてから調理する
- 煮汁やだし汁で煮込む場合は、煮汁やだし汁を冷ましてから調理する
- 金属製のお玉などかたいものは内なべを傷めるため使用しない
※追加加熱:調理メニューでの加熱終了後にのみ設定できる機能です。
注意しないといけない点は多いですが、安全に調理するためには必要なことです。調理する前にしっかりと確認しておきましょう。
炊飯器でしてはいけない調理
続いて炊飯器でしてはいけない調理について紹介します。
- ポリ袋などに具材や調味料を入れて加熱する
- クッキングシート・アルミ箔・ラップなどを使った調理
- 多量の油を使った調理
これらの調理をすることによって蒸気口がふさがれ、内容物がふきだし、やけどやケガをしてしまう恐れがあります。絶対に行わないようにしましょう。
圧力炊飯器でしてはいけない調理
ここでは、特に圧力炊飯器でしてはいけない調理について紹介します。
- ジャムやルー、片栗粉などを使ったとろみが出る調理
- 重曹などを使った、急激に泡の出る調理
- 調圧孔を塞ぐおそれのある葉物野菜などを使った調理
- ねりものや豆類、麺類など、煮炊きで分量が増える食材を使った調理
- 目詰まりしやすいアマランサスなどの小粒の雑穀を使った調理
圧力炊飯器では、これらの調理も内容物が吹き出してしまう恐れがあります。炊飯器全般の注意点と併せて、気を付けていきましょう。
炊飯器調理で見られる、よくあるお悩み(Q&A)
Q:においが強い料理を作ると、炊飯器に「におい移り」しませんか?
A:におい移りを最小限に抑えるには、調理が終わったら、できるだけ早く他の容器に移して内なべ、内ぶた、スチームキャップを洗いましょう。内なべ等を洗った後、「洗浄」メニューを使ってお手入れしてください。
Q:使ったら毎回洗った方がよいのですか?
A:製品の機能を正しく発揮させるためにも、「におい移り」防止のためにも内なべ、内ぶた、スチームキャップは毎回洗ってください。
Q:炊飯器は時短料理に向いているのでしょうか?
A:向いています。煮込み料理などでも常に見ている必要はなく、「炊飯」キーを押せば、その後他の用事をしていても安心、ほったらかしで完成します。
開発担当者オススメの炊飯器調理レシピ
炊飯器調理レシピでオススメしたいのが「鶏肉としめじのトマトソース煮込み」です。鶏肉250グラム・しめじ1パック・玉ねぎ1/2個・トマトソース1缶と、調味料を入れて「調理」メニューを選択し、調理時間を15分にセットして「炊飯」キーを押せば、ほったらかしでできあがります。とても簡単ですし、味も最高ですよ!
取扱説明書を読んで楽しい炊飯器調理ライフを!
準備が簡単で火を使わないことから安全な炊飯器調理。とはいえ、危険な使い方をしたらケガをする恐れもあります。炊飯器調理を楽しむためにも、調理を始める前に、まず炊飯器の「取扱説明書」にある「安全上のご注意」や「メニューガイド」を必ず読んでください。そこさえ押さえておけば、素敵な炊飯器調理ライフを楽しめますよ!