土鍋を知る
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自然は生きている
たとえば、しゃもじの「宮島」があるでしょう。白木のしゃもじが、使っているうちにだんだん色が変わっていく。なぜかというと、生きているからです。
生きものには歴史がある、だから美しいのです。お米も、土も生きている。こうした自然の食材や道具に感謝する気持ちを忘れてはいけません。
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自然の持ち味を生かすこと
お米は洗い過ぎてはいけません。自然の持ち味を生かすことが大事なんです。
水は井戸水を使っています。病気から守るために、先人は自然の中で食文化を育んできた。土を選ぶのだって同様です。有機質の素材を使い、不純物を取り除きながら持ち味は残す。そういうことが最先端でもあると思うのです。
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料理の主役は白いごはん
締めがごはんじゃなかったら、日本料理になりません。白いごはんが主役なのです。ごはんが炊きあがるのをじっと待つでしょう。フタを開けた瞬間、香りがふわっと広がって、そこにいる人の笑顔や雰囲気も含めておいしくいただく。
“ごちそう”とは、こういう時間のことを言うのとちがいますか。
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京都の料亭『祇園丸山』。四季折々の京野菜だけでなく、器にもこだわる。様々な形から楽しんで美味しく頂けるように皆様をおもてなし致します。京都の贅沢な空間を『祇園丸山』でお楽しみください。
- 祇園丸山
京都市東山区祇園町南側
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