炊飯器の選び方
炊飯器が登場してから約50年。今や日本の家庭の必需品となりました。
身近な存在だからこそ、ライフスタイルの変化によって炊飯器に求めることも変わりますよね。
しかし、多様な炊飯器の中から「我が家にとってベストな一台」を見極めるのは難しいもの。
今回は、子育てを終えたベテラン夫婦の「炊飯器の使い方」を見てみましょう。
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トラ子「家族のために毎日美味しいごはん
を作る」がモットー。2人の子ども
が独立し、夫婦2人暮らしになった
ことをきっかけに、今まで使ってき
た炊飯器の買い替えを検討中。旅行
が趣味。 -
トラ助定年を迎えた会社で週3日嘱託で働
いている。トラ子が作る美味しい料
理にはいつも感謝。時間に余裕がで
きたため、自分も料理に挑戦したい
と思っており、最新のプレミアム炊
飯器に興味がある。
リビングにて
これからは二人だし、大きな炊飯器じゃなくてもいいわね。ずっと使ってきたけれど、もう古いものだし、気持ちも変えてそろそろ新しいのを買いましょうか。
そうだなぁ。定年になって時間に余裕ができたことだし、料理に挑戦してみようかな。
あら、じゃあ、ごはんを炊くところから始める?あなたが使いやすいものを選びましょうか!
でも、最近は炊飯器もただ白いごはんを炊くだけじゃなくて、色々と便利な機能がついているんだろう?
そうらしいわね。白米以外にも麦ごはんや玄米を炊くための専用コースがついた炊飯器もあるわよ。私は最新式の炊飯器に興味があるわ。子どもたちがいた時は、とにかく早くたくさん炊くことが優先だったし…。
もうそれほど量も食べなくなったしなぁ…。最近は高級炊飯器が人気なんだろう?どれくらい味が変わるのか食べ比べてみたいね。
じゃあ、明日さっそく見に行きましょう。
夫妻は、お店で説明を聞いた後、数日検討して
「タイガージャー炊飯器<炊きたて>ご泡火炊き JPL-G100」
を購入しました。
JPL-G100
その夜、キッチンにて
今日は買ってきた炊飯器で、私がごはんを炊くよ。
よろしくね!
お米はすりきりして、力はあまり入れずに軽くかき混ぜるように研いで…。何だ、思ったより簡単じゃないか。よし、これを炊飯器にセットすればOKだな。
トラ助が参考にした記事はこちら!
其の一、おいしいごはんは米研ぎから。
あっ、そうだ。お父さん、炊飯ボタンを押す前に中ぶたをセットしてね。
中ぶた? そんなものがあるのか?
中ぶたを使うと、一合に最適な炊飯空間でごはんが炊けるのよ。これで炊くと、ごはんがさらに美味しくなりますって、店員さんが言ってたじゃない。
ああ、そうだったな。じゃあ中ぶたを使って炊いてみよう!
そうして、夜ごはんができ上がりました!
食卓にて
ほう、これが「土鍋釡」で炊いたごはんか。
…うん、うまい! 米の粒がしっかり立っているし、ふっくらしている。噛めば噛むほど甘みも増しているし…。なるほど、新しい炊飯器だとまったく違うもんだな。
本当、福岡の親戚から届いた明太子と白ごはんだけでも、十分美味しいわね!ついつい食べすぎて一合があっという間になくなっちゃった。
食べ過ぎて太りそうだな(笑)。でも、これからは旅先で梅干しや漬物を探すのが楽しくなりそうだ。
ぴったりな「土鍋ごはんのおとも」はこちら
翌日の昼下がり、キッチンにて
今日の夕食は麦とろだから、麦めしを炊いてくれる?
おっ、麦とろかぁ。また食べ過ぎるメニューだな。
食べた分は動けばいいわよ。麦めし専用メニューがあるから炊き方も簡単よ。
麦飯が炊けました!
食卓にて
うん。麦独特のニオイも気にならないし、もっちりして美味しいよ。これならとろろが無くても普通に食べられるなあ。。
これだけ美味しく炊けるなら、これからは、麦めしのほかにも玄米や雑穀米とか、健康的なメニューもいろいろ試してみましょ。
そうだなあ。これまでは食べ盛りの子どもたちがいたから、食事は「とにかく量」だったけど、これからは夫婦2人だし、美味しさや健康といった食事の「質」にこだわるのもいいね。
これから毎日のごはんはあなたに任せるわね。最近は男性向けの料理教室も増えてるから、おかずもどんどん挑戦してね。
トラ助のノート
炊飯器の選び方・
チェックポイントまとめ
- 少量だからこそ、美味しさや機能
に
こだわろう! - 少量のごはんを美味しく食べたいというニーズが、年々増えています。だからこそ、重視するべきポイントはお米の味を引き出してくれるかどうか。
毎日食べるものだからこそ、ごはんの質にこだわりたい人はお米の旨みを引き出す機能を備えた炊飯器を選ぶのがベストです。 - 麦めしや雑穀米、玄米などの専用コースがあれば、健康的な食生活が無理なく続けられそう。
- 麦や玄米、雑穀などの健康米を美味しく簡単に味わえる専用コース機能があれば、食のバリエーションが広がります。健康への意識が高くなる世代へ向けて、健康米のレシピを手軽に取り入れられる機能がある炊飯器を選びましょう。