炊飯器かんたんレシピ

近藤幸子さんの団らん健康レシピ旬の味を堪能するさつまいもの炊き込みご飯

団らん健康レシピ

近藤幸子さん

日に日に寒さが増すようになってきました。
気温の変化の激しい季節こそ、体調管理が大切。「団らん健康レシピ」では、身体に優しくパワーを与えてくれて、子供から大人まで家族みんなで楽しめるメニューを紹介します。

料理家の近藤さんによる、体に優しく、家族みんなが喜ぶレシピ。
第2回目は炊き込みご飯。旬の素材であるさつまいもをたっぷり使った味です。

「さつまいものほっくりした食感と甘さが味わえます。さらに、炊いている間に昆布とベーコンの旨味が、ご飯とさつまいもに染み渡ってとても味わい深く仕上がります。子供も大人も大好きな味ですよ。材料を切って、混ぜて炊くだけなので、手軽に試していただけます」

さつまいもは、いも類の中でもビタミンCの保有率がいちばん高く、食物繊維も豊富。
皮膚や血管の老化を防ぎ、腸内環境を整える働きもあります。それらの栄養は、皮や皮と実の間に多く含まれているので、ぜひ皮ごと召し上がってください。
さつまいもの甘さとベーコンの塩味の組み合わせが絶妙。「おかわり!」の声が聞こえてきそうです。

さつまいもの炊き込みご飯

作りやすい分量

〈材料名〉

  • 米 2合(300g)
  • 水 400cc
  • 切り昆布(生) 80g(乾燥のものを使う場合は10g)
  • ベーコン(薄切り) 6-8枚(110-150g)
  • さつまいも 150g
  • しょうゆ 大さじ2(36g)
  • みりん 大さじ1(18g)

作り方

1.米は研いで水に浸し、30分以上置きます。

2.切り昆布は洗って食べやすい長さに切ります。

3.さつまいもは皮付きのまま1cm厚さの輪切りか半月切りにし、水にさらします。ベーコンは2cm幅に切ります。

4.炊飯器か土鍋に、水気を切った米、調味料を加えてよく混ぜ、2をのせます。

5.炊飯器の場合はそのまま炊いて10分蒸らします。土鍋の場合は火にかけて中火で13分熱し、火を止めて10分蒸らします。蒸らし終わってから全体を混ぜていただきます。


さあ、召し上がれ

料理:近藤幸子 写真・動画:枦木功 文:晴山香織

近藤幸子
(こんどうさちこ)

料理研究家、管理栄養士。料理教室「おいしい週末」主宰。1976年、宮城県生まれ。雑誌や書籍などで活躍中。家族のために作る料理や等身大のライフスタイルが人気。近著に『がんばりすぎないごはん』(主婦と生活社)がある。