ステンレス製
真空断熱容器
ステンレス製
真空断熱容器とは

ステンレス製真空断熱容器は、温度変化を最小限に抑えるために、二重構造の間に真空層を設けた容器です。
この構造により、熱伝導や熱対流を効果的に抑制し、高い断熱性能を実現します。真空断熱容器は、保温・保冷が必要なさまざまな用途に活用されています。
ステンレス製真空断熱容器の仕組み
内筒と外筒の間に設けられた真空層で、熱の伝導や限りなくゼロに。
さらに、容器の内面に施した鏡面加工と、真空層の金属箔により、輻射熱を反射することで、内部の熱エネルギーを保持します。
これら技術により、真空断熱容器は内部の温度を長時間保つことができます。

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主な特長
高断熱
内筒と外筒の間にある真空空間と、内面に施した鏡面加工や真空層に挟み込んだ金属箔により「伝導・対流・放射(輻射)」を抑制し、真空断熱容器内部の温度を長時間保ちます。
軽量
コンパクト
タイガー魔法瓶独自のスピニング加工によって、内筒をできるだけ薄くしているため、驚きの軽さを実現しています。
耐久性
耐久性に優れたステンレスを使用しているため、長期間に耐える堅牢性を確保しています。

魔法のような断熱性能
ガラス製魔法瓶の開発から生まれた保温保冷技術は高度な真空断熱技術へ進化。高い断熱性能を実現しています。
この技術を活かし、ステンレス製魔法瓶はもちろん、宇宙産業をはじめ、様々な産業の最先端分野で活かされています。

宇宙空間並みの真空度
連続自動真空装置で完全密封することで、宇宙に近い真空度に。
約500度、10⁻⁴Paの高真空炉内(連続真空装置)に多数の容器を入れ、真空排気を行いながら、ろう材を溶かして排気口を完全密封。
真空ろう付け方式により、宇宙空間との境目にあたる地上高度約90〜250km相当の「高真空(10⁻³Pa)」を実現しています。

驚きの軽さとコンパクトさを実現
タイガー魔法瓶独自のスピニング加工によって、内筒をできるだけ薄くしているため、驚きの軽さを実現しています。
- ※真空断熱ボトルMKR-W型の例です
ステンレス製真空
断熱容器のベネフィット
ベネフィット
01
エネルギーコストの削減

真空断熱技術は優れた断熱性能を発揮します。これにより、保温・保冷効果が高まり、エネルギー効率が向上。エネルギー消費を大幅に削減し、コストダウンに貢献します。

ベネフィット
02
温度管理の精度向上

温度変化を最小限に抑えるため、精密な温度管理が必要な分野での利用にも適しています。これにより、製品の品質や性能が向上します。

ベネフィット
03
輸送コストの削減

軽量でコンパクトなため、運搬も容易となり、輸送コストの削減にも貢献します。

ベネフィット
04
ライフサイクルコストの削減

耐久性のあるステンレス素材を使用しており、長期間使用しても劣化しにくいため、交換頻度を減らし、総費用(ライフサイクルコスト)を抑えられます。

ベネフィット
05
リサイクルが可能

タイガー魔法瓶では2021年10月より個人向けの使用済ステンレス製ボトルの回収ボックスを設置し回収をスタート。
ステンレス製ボトルの再資源化に取り組んでいます。
詳しくはこちら:https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/feature/sdgs/
- ※上記回収ボックスは真空断熱ボトルの取り扱いですが、ステンレス製真空断熱容器も同様にリサイクルが可能です。

ステンレス製真空断熱
容器が活躍する分野
真空断熱容器は、その優れた断熱性能と信頼性から、多くの産業分野で利⽤されています。
⾷品や飲料の保存はもちろん、医療分野や工業分野、宇宙関連にいたるまで、⽇常から専⾨的な分野まで幅広く利⽤されています。
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