ステンレス密封
真空断熱パネル

ステンレス密封
真空断熱パネルとは

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ステンレス密封真空断熱パネル(TIVIP[ティビップ]):TIGER Vacuum Insulated Panel)は、ステンレス箔を使用し、パネル内部を真空状態にすることで熱伝導を非常に低く抑えた高性能な断熱材です。
一般的な断熱材と比較して、非常に薄い厚みでも高い断熱効果を発揮します。この特性により、省エネやスペース効率を重視する様々な分野で注目されています。

ステンレス密封真空断熱パネルの仕組み

二重にしたステンレス箔の内側を真空状態にし、断熱性能を高めた素材です。さらに、形状を保つために芯材となる素材を中に入れて封止しています。

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主な特長

高断熱

真空断熱ボトルに使用されている真空断熱技術を応用。従来の断熱材と比べて非常に高い断熱効果を発揮します。

長寿命

真空断熱ボトルと同じ素材「ステンレス」を使い、培ってきた封止技術を活かしているため、真空度を30年以上維持でき、長寿命です。

  • ※使用素材のガス透過性能実測値からの推計値(自社測定法により算出)

不燃

一般的な真空断熱材と違い、ステンレス製のため不燃性が高く、高い安全性を誇ります。

「高断熱・長寿命・不燃」を実現

内部を真空状態としているため、熱伝導率0.0025W/m・K以下※1と従来の断熱材の約10倍~25倍にあたる高い断熱効果を発揮。
さらに、ステンレス素材を使用して、魔法瓶の真空断熱技術をパネル化することで、従来の真空断熱材では得られなかった不燃性と高断熱性の長期間維持が可能に。
30年以上という長期間の真空断熱維持※2「長寿命化」と「不燃」による安全性を実現しました。

  • ※1 厚み10mm、サイズ440mm角以上の試作品をJIS A 1412-2 に基づき測定した初期測定値(自社測定法により算出)
  • ※2 使用素材のガス透過性能実測値からの推計値(自社測定法により算出)

驚きの薄さを実現

発泡ウレタンの約1/10の薄さで、同等の断熱効果を得られます。※3

  • *厚さ10mm、440mm角以上のTIVIP試作品の熱抵抗R=0.01/0.0025=4.00 m2K/W、厚さ100mm、440mm角以上の硬質ポリウレタンフォームの熱抵抗R=0.1/0.024=4.16 m2K/W。

動画で見るTIVIP(ティビップ)

「ステンレス密封真空断熱パネルTIVIP」の開発担当者より製品に関する情報を動画でご紹介。

ステンレス密封
真空断熱パネルのベネフィット

ベネフィット

01

エネルギーコストの削減

輸送用の保冷コンテナや建築資材にTIVIP(ティビップ)を活用することで、温度維持に必要な電気エネルギーの使用を抑えることができ、CO2削減とランニングコスト削減に貢献できます。

ベネフィット

02

ライフサイクルコストの削減

真空度を30年以上維持でき※、長寿命なため、断熱材の交換頻度を大幅に減らし、輸送ボックスや建物の生涯にかかる総費用(ライフサイクルコスト)を抑えられます。

  • ※使用素材のガス透過性能実測値からの推計値(自社測定法により算出)

ベネフィット

03

高い安全性

不燃性が高く、火災リスクを抑えることができるため、製品や建物全体の安全性を高めます。

ベネフィット

04

保温保冷効果の向上

従来の断熱材と同じ厚みのままでも、より高断熱化が可能となるため、保温保冷効果が向上します。

ベネフィット

05

リサイクルが可能

タイガー魔法瓶では2021年10月より個人向けの使用済ステンレス製ボトルの回収ボックスを設置し回収をスタート。

ステンレス製ボトルの再資源化に取り組んでいます。

詳しくはこちら:https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/feature/sdgs/

  • ※上記回収ボックスは真空断熱ボトルの取り扱いですが、ステンレス密封真空断熱パネルもリサイクルが可能です。

ステンレス密封真空断熱
パネルが活躍する分野

ステンレス密封真空断熱パネルは、その卓越した断熱性能により、さまざまな産業分野での活躍が期待されています。
特に、エネルギー効率や温度管理が求められる輸送分野や建築・建材分野において、次世代の技術革新に貢献します。

輸送分野

建築建材分野

医療分野

工業分野

環境エネルギー分野

その他のソリューション

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